電車の中でのどうでもいい話(二題)

 昨日の帰り、いつものように東京駅から東海道線の始発で帰ろうとしたが、時間帯が悪くてもう座れるはずのない最初の普通の次は通勤快速、その次が特急となっているため、通勤快速を目指した。これまで乗ったことはないが、貨物線を通る湘南ライナーではないから横浜に停まらないことはなかろうと思ったのだった。この楽観的な予想は外れていて列車は品川の次は大船停車であるとのアナウンスがあったが、席に座って pomera を開いた後ではもう遅い。これでいくしかないとあきらめた。
 事件はそんな状態の中で発生した。隣のボックスシートに並んで座っていた中年の二人連れが席を立って車外に出た。なんだか笑っているようにも見えたので、飲みに行く相談でもまとまったのかと思っていた。ところが、ドアのそとでなにやら言い争いが始まったようだった。私の位置からは4時半の方向になり、首を捻らないと様子は分からないのだが、どうやら拳を揚げたりして殴り合いに発展する雰囲気。ファイティングポーズのにらみ合いがしばらく続いた後、どちらかがついに手を出した。なんだか新米ボクシングのようなクリーンヒットもあるようで、ボコッという音も聞こえる。私の前に座っていた初老の紳士がやおら立ち上がってドアのところにいって「やめなさいっ」と一声叫んだが、そんな声は聞こえるはずもなく、二人はホームに転がったり、相手の鞄を蹴飛ばしたりしながら格闘を続けている。そのうちに発車音がなりドアが閉まり、電車はするすると動き始めたが、それでもまだ戦いが続いている。動き出した電車に触れたらただじゃすまないと思ったが、さすがに相手をぶつけようとは思わなかったようで、二人を残したまま何とか電車も走り始めた。凍り付いたようになっていた車内にはホッとしたような雰囲気が流れ、空いたままだった席も立っていた客によって埋められた。
 それにしても残念だったのは、持っていたデジカメで動画を撮らなかったことである。止めるということも考えないではなかったが、やってもせいぜい前のおじさんと同じように「やめなさい」という程度だから、やったところで熱い連中を冷やせるものではなかったろう。こちらは品川から大船に突進する車内で十二分に冷やされたが殴り合いの二人はどうなっただろうか。

 続いて今日の車内、今日はさすがに通勤快速には乗っていない。席に座ってふと前を見ると、マックの袋を手にしたオジサンが座っている。特にみているわけではなかったが、そのオジサンは袋を開け、ハンバーガーのハコを取り出した。そしてそれをあけて頬張り始めた。今日の車両はすべてロングシートの3ドアである。座ってすぐだったからまだ立っている人はいなかったが、何となく違和感が漂う。ハンバーガーが終わるとお茶のペットボトルが出てきてそれを飲み始めた。
 最近では地下鉄の中でコッペパンを食べている黒いスーツの新米OLをみたり、駅ホームのイスでおにぎりをむさぼっている女子高生をみることなど、昔とは違いそうした光景はなくはないけれど、若い人たちの間では当たり前となってきているのだろうと思っていたが、同世代のオジサンがやるとは思わなかった。

なんて、ガンガン書いていたら横浜に到着した。おいおい、そんなどうでもいいこと書いていないで、考えなきゃいけないことが山ほどあるんじゃないの。   どうでもいい話でした。

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No title

東京まで長距離通勤していた頃、そりゃぁいろいろなものを見ました。
一番怖かったのは、隣に座った中年男性が、紙袋から包丁を取り出して、片手でクルクル回し出したことです。
身動きできませんでした。
ああいう状態を「固まる」って言うんでしょうね。

Re: No title

deckyさん、ようこそおいでくださいました。
HPも拝見しましたが、野菜が元気そうですね。

わたしも通勤を40年もやっていますから、いろいろあったはずですけれど
そんな危ない目はなかったです。
自損事故ですが、
隣の車両に移っている途中で電車が揺れ、ドアと戸袋の間に指が挟まってしまい
エイッと引っこ抜いたとたんに爪がはがれたという痛い体験がありましたが
それが最大の出来事だと思います。
そろそろ通勤もやめて百姓仕事に専念したいと思っているところです。
プロフィール

ルーキーファーマー

Author:ルーキーファーマー
房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。農業以外には、定年世代の方々に帰農を勧める活動、子供に自然体験をさせること、農業体験を希望する方への協力などを推進していく。この辺りにご興味のある方は当BLOGにコメントなどで参加して下さい。

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