田んぼ作りの経済計算

 よし、自分でやってみようという方のために、今回の田んぼつくりの費用関係を整理しておく。まず、前提条件を整理しておこう。

 今回の敷地は約3反歩、元々は3段の田んぼだったが、約6年ほど前に畑とするためにすべて角を崩し、緩斜面の畑として一時使用し、その後は耕作を行わずに草を刈る程度の手入れがしてあった土地である。

 今回のために購入したものとしてオートレベルがある。これはレーザーレベルに駆逐されつつあるためか、インターネットオークションで比較的安価に購入できる。本体よりもむしろ三脚を買う方が若干面倒だと思う。私の場合はセットになった中古品を7000円弱で購入した。計画を立てたり、途中経過をチェックしたり、出来上がりを確認したりいろいろな場面で役に立つ。今回は傾斜地だったため、特に有効だったと思う。
 もっとも働いたユンボだが、これのレンタル費用は概ね6000円/日だった。ただ、往復の配送料が結構高く、合計40000円程度。これは場所により差が出てくるはずだ。また、ユンボを動かすには軽油が必要である。使用した総重量2t程度の小型で、1日フル稼働で20リッター程度必要だった。私の場合、後半はユンボを降りての手作業も混じったため、使用量は150リットル程度だろうか、それで1万5千円ていど。
 仕上げに畦波シートを使ったが、これは30センチと35センチを混用した、長さは20mである。店により差があったが、1本あたり1100円程度。全部で500m程度必要と思われたが、結果的に南側の切り土部分の畦には使用していない。360m位買ったが、ちょうどぐらいかな。これが2万円程度。
 ということで、人件費をゼロと考えれば16万円程度がかかった費用である。


 だが、手間は相当かかっている。オートレベルを使用した測量的なことを何回もやっている。その結果で計画をして、それに従って杭を打って水糸を張ることも2回はやっている。また、ユンボでの作業が終わった後にも、手や耕耘機を使って均平する作業が平均で田んぼ1枚あたり1日半から2日程度必要である。田んぼの平均面積は500㎡くらい。
 最初のうちには、どこかに請負ってもらうようなことも考えたが、測量・計画・施工という一連の作業をすべて任せると一声100万円程度はかかると思う、全くの推定だが。しかも、最終の田んぼへの仕上げは別になると思う。これから配水計画を具体化しなければならないし、といったことを考えるとやはり自分でやらざるを得ないかなと思うし、やってみてこんなにおもしろいことは滅多にないんじゃないかと感じた。ただ、私の場合本職が建築関係であり機械類に対してのアレルギーはなかったが、といっても以前自分で操作をしたことはなかったから、やればできると思われる。漏れがあるかもしれないが、これがほぼ全体像。もし同様のことに挑戦される方がいたら、協力しますよ。

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ルーキーファーマー

Author:ルーキーファーマー
房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。農業以外には、定年世代の方々に帰農を勧める活動、子供に自然体験をさせること、農業体験を希望する方への協力などを推進していく。この辺りにご興味のある方は当BLOGにコメントなどで参加して下さい。

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