畦崩壊の原因を調べる

 この1週間の降雨量が気になって調べてみた。ウエザーニュースでは、大多喜町会所から8キロ強の大多喜町松尾という場所の実績値を見ることができるが、それによると5/29の9時までの24時間雨量が123.5㎜だったことがわかった。1時間あたりの最大は28日23時から1時間の22㎜であった。豪雨とはいえないかもしれないが、かなりの雨である。
 
 さて、このような状況で何故3号田んぼの畦が崩壊したかを考えてみたい。
 正確な測定をしていないが、1号から3号までの田んぼの面積は320㎡、440㎡、380㎡となっている。ここに20㎜/時という雨が降った場合、それぞれの降水量は6.4立米、8.8立米、7.6立米である。田んぼの給水を考えなければ、3号田んぼには22.8立米の水が入ることになる。当然、それに加えて沢水が加わる。現在の沢水は呼び径40㎜の塩ビ管を沢からの引き込みに使っているが、一部25㎜の黒パイプが使われており、これが流量の制約となっている。実測値によれば4.3立米/毎時である。ということで、1時間当たり20㎜という降雨量は沢水の量とは比較にならぬほど多いことがわかった。
 1号と2号の水出口は呼び径75㎜という太い塩ビ管を使っておりかなりのキャパシティがあるが、3号出口は沢水の配管と同様の呼び径40塩ビ管+黒ポリ管だから、最大流量は4.3立米/毎時。そこに22.8立米の水が流れ込めば、田んぼの水位は急上昇したはずだ。一筆書きで水を配水することの問題点と、3号の出口のみが細いためそこに1~3号の雨が集中したこと、この二つが今回の決壊の原因だろう。一部分に畦の低いところは作ってあるが、そこに届く前に崩壊箇所の弱点が出てしまったのだろうと思う。土曜日に、3号の流出配管を全て40㎜塩ビ管に取り替えたが、どうやらそれでも危険は回避できそうにない。一応、1・2号と同じサイズの菅は購入しているので,早速交換しなければならない。ただ、時間5立米前後が断面積比で20立米程度のキャパシティになったとしても、時間20㎜+沢水はオーバーとなる。それぞれの田んぼに安全弁的な流出口を設置するという対策も必要だ。

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ルーキーファーマー

Author:ルーキーファーマー
房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。農業以外には、定年世代の方々に帰農を勧める活動、子供に自然体験をさせること、農業体験を希望する方への協力などを推進していく。この辺りにご興味のある方は当BLOGにコメントなどで参加して下さい。

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