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センサーによる害獣対策について

 先週、いつも面倒を見てくれている農機具店から電話があり、内容はうちで使用しているセンサーチャイムはいくらくらいでどこで買えるかという質問だった。興味があるお客さんから問い合わせがあったらしい。大多喜町・勝浦周辺では、どこでも害獣対策に頭を悩ませているのである。このあたりに限らず山間部であればどこでも状況は似たようなものだろうし、一応メモとして関連情報をまとめておこうと思う。
 
 システムというほど大げさなものでもないが、私のところで使用しているのはELPAというブランドのもの。受信機が1台と人感センサー付送信機を4台持っている。受信機は4台の送信機からの信号を受け取ることができ、どの機械からの信号化をチャイムの種類とランプで教えてくれる。ランプがついていない受信機もあり、それとは間違えない方がいい。
 送信機側は前面を扇形にカバーしており、10m以内位に動物が入った時に信号を受信機に送り、家の中の受信機はチャイムと光で異常を知らせるのである。チャイムの音色は送信機ごとに変えることができるので、異常がどこかも判別できる。信号到達距離は約50m(公称)、さし渡し50m近くあるうちの田んぼを挟んでも届く。カバーエリア内のススキなどが風でそよいでも反応することがあるので、草刈りなどもやった方がいいだろう。それはケモノの隠れ場所をなくす意味でも必要だ。
 これは、一昨年(2012年)のイノシシ対策に効果的だった。うちでは耕地の周りにパレットでフェンスを作っているが、通常であればプラスティックパレットなど連中はものともせず、鼻で押し上げたりこじ開けたりして入るもののようだが、イネ刈りの前の1カ月半程の間毎晩チャイムが鳴ったセンサーめがけてロケット花火を撃ち続けた結果、ついにイノシシは入らなかった。というように、このセンサーチャイムのセットだけではなかなか侵入を防げるものではない。ある程度ちゃんとした柵などがあって、侵入を試みるケモノを発見して邪魔をするというような合わせ技が必要なのである。「ここはどうやら面倒なところらしい」と思わせることが重要だ。一応、家は面倒な家と思われたようで、昨年・今年とイノシシは侵入を試みた様子はない。
 この道具は、これだけでケモノを防げるものではないけれど、夜の闇にまぎれてやってくるイノシシなどを察知できるメリットは大きい。何らかの手を打てるからだ。うちの場合、田んぼの周囲は250m位あり、それを4台ではとてもカバーできないが、彼らの入ろうとする場所は意外に絞りやすく、案外適当な場所に設置することができたと思っている。また、色々試しに設置していれば、それによって絞り込むことも可能だと思う。
 コストは受信機と送信機4台で一万円+αとそれほど高価ではない。私の場合、大型ホームセンターで受信機と送信機1台を購入し、具合が良かったので、あとの送信機3台は価格的にも安かったアマゾンで購入した。1台の受信機と組み合わせられるのは4台の送信機だが、足りなければ受信機を増やせば、受信機ごとに4台の送信機を設置できる。ただ、送信機・受信機の距離が50mというのは大きな制約となる。うちは敷地内に田んぼや畑があるので、家の中に受信機を置いて見張りができるが、離れたところに田畑がある場合には残念ながら対応はできない。月千円以下で常時接続できる通信SIMも売られている時代になったから、離れたところでの管理も意外に早く実現するかもしれない。待たれるところである。
 
 


 



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comment

Secret

No title

民家のない遠隔地の田んぼをリモートで監視できる装置、欲しいですね。イノシシもですが水回りも楽になります。

No title

何んとなく出来そうな気がします。
古いスマートフォンを使えば。

しかし、田んぼにイノシシが入ったのがわかっても
すぐに駆けつけられないのは新たなストレスになりそう

やっぱり動く案山子(=ロボット)かなあ
プロフィール

ルーキーファーマー

Author:ルーキーファーマー
房総半島大多喜町に山と耕作可能地が揃った素材を購入し、2009年初めから畑と田んぼを作り、半田舎暮らしとほとんど経験がなかった農業を始めた。2010年には農業従事者として認められ、農地も自己所有となる。更にご近所の畑を借り、規模を拡大して農家の仕事にあたっている。コメも野菜もやっており、週末農業の限界も感じていたが、2011年末に40年続けたサラリーマンを辞め、専業農家に脱皮した。農業以外には、定年世代の方々に帰農を勧める活動、子供に自然体験をさせること、農業体験を希望する方への協力などを推進していく。この辺りにご興味のある方は当BLOGにコメントなどで参加して下さい。

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